かぼちゃとほうれん草のスパイシー炒め

かぼちゃとほうれん草を使ったスパイシー炒めは、見た目にも鮮やかで、味にも深みがある栄養満点のおかずです。特に今回ご紹介するレシピでは、スパイスの主役としてカレー粉（コモミックス）を使い、さらに仕上げにガラムマサラを加えることで、香り高く、しっかりと味が決まる一品に仕上げています。
「コモミックス」は、ターメリック・クミン・パプリカ・チリペッパーなどの基本的なスパイスが絶妙なバランスでブレンドされたカレースパイスミックスで、日本の家庭でも扱いやすいマイルドな辛さが特長です。そのため、スパイス料理初心者でも安心して使うことができ、普段の炒め物に“ほんのひとさじ”加えるだけで、料理が一気に異国風へと変身します。
このレシピで使うかぼちゃは、自然な甘みとホクホク感が魅力で、炒めることで旨みが凝縮し、スパイスとの相性も抜群です。ほうれん草は加熱時間が短くても火が通りやすく、緑の色合いが全体の彩りを引き立ててくれるため、視覚的にも食欲をそそる仕上がりに。さらに、にんにくの香りとオリーブ油のコクがベースを作り、スパイスと野菜が調和した奥行きのある味に仕上がります。

また、この料理は簡単・時短・手作り感の三拍子が揃っており、調理時間は20分以内。平日の忙しい夜でも、サッと作れて満足感の高い一皿が完成します。しかも、余った分は翌日のお弁当や常備菜としても活用でき、冷めても美味しいのがうれしいポイント。パンやピタサンドの具材としても活躍します。
味つけに迷ったときや、食卓にひと味加えたいとき、そして野菜をたっぷり取りたいときなどに、このレシピは大活躍間違いなし。スパイスの効果で食欲が増し、満足度もアップ。健康にも配慮した、おしゃれで手軽な家庭の一品として、ぜひレパートリーに加えてみてください。

●かぼちゃ…200 g（薄切りまたは小さめ一口大）
●ほうれん草…100 g（ざく切り）
●にんにく…1片（みじん切り）
●オリーブ油…大さじ1
●コモミックス（カレー粉ミックス）…小さじ1
●ガラムマサラ…小さじ½（仕上げ用）
●塩…適量
スパイスは“コモミックス（カレー粉）”と“ガラムマサラ”のみ。簡単なのにスパイシーな本格味に仕上がります。

1.下ごしらえ：
かぼちゃは種とワタを取り除き、厚さ5 mm程度の薄切りまたは一口大に。
ほうれん草はざく切り。
にんにくはみじん切りに。
2.にんにくの香り出し：
中火で熱したフライパンにオリーブ油大さじ1を注ぎ、にんにくを弱火でじっくり炒め、香りを引き出します。
3.かぼちゃを炒める：
にんにくの香りがたったらかぼちゃを加え、中火に。焼き色がつくまで炒め、蓋をして2〜3分ほど蒸らして柔らかくします。
4.スパイスを投入：
コモミックス小さじ1を振り入れ、かぼちゃにしっかり馴染ませます。全体が黄色く色づくまで混ぜ合わせるのがポイント。
5.ほうれん草を合わせる：
ざく切りのほうれん草を加え、サッと炒めてしんなりしたら火を弱めて、塩で軽く味を整えます。
6.仕上げにガラムマサラ：
火を止める直前にガラムマサラ小さじ½を振り入れ、香りをプラス。全体を軽く混ぜて完成！
ポイント
●かぼちゃの甘さとスパイスの芳醇な香りが絶妙バランス。
●ガラムマサラは仕上げに使うことで、香り立ちUP！
●ベーコンやひき肉をプラスすれば、ボリューム＆コク増しに。
●スパイスの量は好みに応じて調整可能。辛口が好きならチリパウダーを追加しても◎。

かぼちゃとほうれん草のスパイシー炒めは、その味わいだけでなく、食べ方の自由度と応用の幅広さが魅力のひとつです。スパイスの香りと野菜の甘みを活かしたこの一品は、家庭の食卓に彩りとアクセントを添える万能おかず。以下に、さまざまな楽しみ方の例をご紹介します。
1. お酒のおつまみにぴったり
スパイスの香りとピリッとした刺激は、ビールやハイボール、ワインとの相性抜群。特にクラフトビールやスパークリングワインと合わせると、香りのハーモニーが広がり、ちょっと贅沢な晩酌タイムに。スパイシーさの中にかぼちゃの自然な甘みが残るため、辛すぎず後を引くおいしさです。冷やしても風味が損なわれないので、前菜としても重宝します。
2. 昼食やお弁当にも活躍
冷めても味がぼやけず、作り置きにも最適。忙しい朝に温め直すだけで栄養バランスの良い一品が完成します。ベーコンやウインナー、チーズを加えるとボリュームもアップし、食べごたえのあるお弁当メニューに。彩りが美しいので、他のおかずと組み合わせても映えるのがポイントです。

3. ご飯にのせてスパイス丼にも
ほかほかのご飯にのせて、「スパイシー丼」として楽しむのもおすすめ。レタスやベビーリーフを敷き、温泉卵を添えると、たんぱく質も加わり栄養満点。マヨネーズやチリソースを少しかければ、エスニック風味のカフェ風ランチに早変わり。ナンやトルティーヤで巻いても美味しく、ベジタリアン対応メニューとしてもアレンジ可能です。
4. 副菜として献立を華やかに
赤いかぼちゃ、緑のほうれん草、そしてスパイスで黄色く染まった全体が食卓のアクセントに。見た目の彩りも美しく、季節感を演出してくれるため、特別な日のメニューにもぴったりです。和食にも洋食にも違和感なく馴染み、肉料理や魚料理のサイドディッシュとしても使いやすいのがうれしいところ。

5. スパイスのバリエーションを楽しむ
基本はコモミックスとガラムマサラでOKですが、自分好みにアレンジするのも楽しみのひとつ。ターメリックとクミンを単品でブレンドしたり、ガラムマサラの代わりに黒胡椒やカイエンペッパーを加えるなど、バリエーションは無限大。スパイスの量を調整することで、子ども向けのマイルドな仕上がりにも、大人向けのしっかり辛口にもアレンジできます。

「かぼちゃとほうれん草のスパイシー炒め」は、特別な材料を使わず、身近な食材とシンプルなスパイスで作れる、“家庭料理にちょうどいい”レシピです。かぼちゃやほうれん草といった、どこのスーパーでも手に入る野菜を使い、カレー粉（＝コモミックス）とガラムマサラという定番スパイスだけで、驚くほど風味豊かな一品に仕上がります。まさに「簡単」「手作り」「スパイス」をキーワードにした、初心者にも優しいお家ごはんです。
特に秋から冬にかけて旬を迎えるかぼちゃは、甘みが強く栄養価も高いため、家庭で積極的に取り入れたい野菜のひとつです。一方、ほうれん草も通年手に入る万能野菜で、鉄分やビタミンが豊富。これらの野菜を炒めるだけで、彩り・栄養・満足感の三拍子が揃った副菜が完成します。

スパイスと聞くと「難しそう」と感じるかもしれませんが、使用するのはたったの2種類。コモミックス（市販のカレー粉）はすでに味のバランスが整っており、初心者でも失敗なく使えます。ガラムマサラは仕上げにひと振りするだけで香りが一気に広がり、まるでレストランで出てくるような深みのある味に。スパイスの量を調整すれば、お子様向けのマイルド味から、大人向けのしっかりスパイシーまで自由自在です。
さらに、アレンジも豊富。スパイスの種類を変えたり、豆腐や鶏ひき肉を加えてボリュームアップしたり、チーズをのせてオーブン焼きにしたりと、自分だけのオリジナルレシピを楽しむことも可能です。「カレー粉＝コモミックス」をベースにしているので、アレンジしても味がブレにくく、毎回安定した美味しさが期待できます。

また、このレシピは副菜としてだけでなく、「お酒のあて」にも最適です。ピリッとしたスパイス感が、ビールや赤ワイン、ハイボールなど幅広いアルコールと相性抜群。食卓が一気に華やかになり、会話も弾むことでしょう。
毎日の献立に新しい風を吹き込んでくれる“スパイシー炒め”は、忙しい現代の家庭にぴったりのレシピ。時短・栄養・美味しさをすべて叶える「かぼちゃとほうれん草のスパイシー炒め」を、ぜひ今夜の食卓に取り入れてみてください。きっと、新しい“お気に入り”になりますよ。