ペパーミントとは?名前の由来から歴史・効能・レシピまで爽やかな魅力を徹底解説!
ペパーミントとは、爽やかな清涼感が特徴のハーブで、スパイスとしても幅広く活用されています。古くから世界中で親しまれ、料理や飲み物だけでなく、アロマや薬用としても重宝されてきました。その香りの秘密は「メントール」という成分にあり、リラックス効果や消化促進など健康・美容にも嬉しい効能が期待できます。本記事では、ペパーミントの名前の由来や歴史、特徴、味や香り、保存方法、さらには美味しいレシピまで、その魅力をたっぷりご紹介します!
ペパーミントとはどんなスパイス?名前の由来から特徴・用途まで徹底解説

ペパーミントとはどんなスパイスなのでしょうか?ペパーミントは、シソ科ハッカ属の多年草であり、その爽やかな香りと清涼感のある風味が特徴のハーブです。スパイスとして料理や飲み物に使われるだけでなく、アロマや医薬品、スキンケアなどさまざまな用途で活用されています。特に、メントールという成分を豊富に含み、リフレッシュやリラックス効果をもたらすことで知られています。
本記事では、ペパーミントの別名や名前の由来、植物としての特徴、利用部位、歴史、さらには多岐にわたる用途まで詳しくご紹介します。
ペパーミントの別名とは?
ペパーミントにはいくつかの別名があり、主に以下のような名前で呼ばれています。
●セイヨウハッカ(西洋薄荷):日本ではこの名前でも知られ、国産の和ハッカ(ニホンハッカ)と区別されることが多いです。
●Mentha × piperita(学名):植物学的には、ウォーターミント(Mentha aquatica)とスペアミント(Mentha spicata)の交配によって生まれたハーブであることを示す学名が使われます。
●English Peppermint / Black Peppermint:英語圏では「イングリッシュペパーミント」や「ブラックペパーミント」と呼ばれることがあります。
ペパーミントは世界中で広く栽培され、国や地域によってさまざまな名前で親しまれています。
ペパーミントの名前の由来とは?
ペパーミントの名前の由来は、ラテン語の「piperita(胡椒のような)」にあります。メントールの強い風味がピリッとした刺激をもたらすことから、こう名付けられました。
また、ペパーミントにまつわるギリシャ神話も有名です。ミントの名は、ギリシャ神話に登場する妖精「メンテー(Menthe)」に由来するといわれています。冥界の王ハデスの愛を受けたメンテーは、ハデスの妻ペルセポネの怒りを買い、踏みつぶされてしまいます。しかし、ハデスの計らいにより、彼女は芳しい香りを放つ植物「ミント」として生まれ変わったと伝えられています。
このように、ペパーミントには古くから人々に親しまれた歴史があり、その名前にも興味深い逸話が隠されています。
ペパーミントの科名と原産地は?
科名
ペパーミントはシソ科(Lamiaceae)ハッカ属(Mentha)に分類される植物です。シソ科の植物は多くの種類があり、バジルやローズマリー、ラベンダーなどのハーブもこの仲間に含まれます。
原産地
ペパーミントの原産地は、ヨーロッパや中東とされています。しかし、現在ではアメリカ、アジア、アフリカなど世界中で広く栽培されており、日本でも北海道を中心に栽培されています。特に、アメリカのオレゴン州やワシントン州はペパーミントの主要生産地として知られています。
ペパーミントの利用部位とは?
ペパーミントの利用部位は、主に葉の部分です。
●フレッシュ(生葉):料理や飲み物、デザートのトッピングとして利用される。
●ドライ(乾燥葉):ハーブティーやスパイスとして使用される。
●精油(エッセンシャルオイル):アロマテラピーや医薬品、スキンケア製品に使用される。
特に、精油にはメントールが豊富に含まれており、リフレッシュや鎮静作用のある成分として重宝されています。
ペパーミントの植物的特徴とは?
ペパーミントは、以下のような植物的特徴を持っています。
●多年草で地下茎を伸ばしながら繁殖する
●葉は深い緑色で、ややギザギザした形をしている
●茎は紫がかった色を帯びることが多い
●夏になると淡い紫色の小さな花を咲かせる
●メントールの香りが強く、葉をこするとすぐに香りが広がる
ペパーミントは成長が早く、繁殖力が強いため、一度植えるとどんどん広がります。家庭でも簡単に育てられるハーブのひとつです。
ペパーミントの用途とは?
ペパーミントは、その香りと風味を活かして、さまざまな用途で利用されています。
1. 料理・ドリンク
●ハーブティー:爽やかな風味が特徴のペパーミントティーは、消化促進やリラックス効果が期待できます。
●デザート:アイスクリーム、チョコレート、クッキーなどにミントフレーバーとして使用。
●カクテル・ドリンク:モヒートやミントジュレップなどのアルコール飲料にもよく使われます。
2. 医薬品・健康
●消化促進・胃腸の不調の改善:ペパーミントには消化を助ける働きがあり、胃もたれや腹痛の緩和に役立ちます。
●鎮静作用・ストレス軽減:リラックス効果があるため、不眠症やストレスの緩和にも有効です。
●頭痛・筋肉痛の緩和:ペパーミントオイルは、こめかみに塗ることで頭痛を和らげる効果があります。
3. 美容・アロマ
●スキンケア:清涼感を活かし、化粧品やボディケア製品に使用される。
●ヘアケア:頭皮をスッキリさせるシャンプーやトリートメントに配合される。
●アロマテラピー:リフレッシュ効果があり、集中力を高める目的でも利用される。
4. 日用品
●歯磨き粉やガム:清涼感と殺菌作用を活かして多くの商品に配合されている。
●虫除け:ペパーミントの香りは虫が嫌うため、天然の虫除けとしても利用できる。
ペパーミントの味や香りは?爽快な清涼感の秘密と魅力を徹底解説

ペパーミントの味や香りは、ハーブの中でも特に個性的で、強い清涼感とスッとした刺激が特徴です。その秘密は「メントール」という成分にあります。メントールは、舌や鼻の粘膜に触れると冷涼感を生じさせるため、食べたり嗅いだりすると爽やかさを感じることができます。
ペパーミントの風味は料理やドリンク、デザートに爽快感を加えるだけでなく、リラックスやリフレッシュ効果をもたらすため、アロマやスキンケア用品にも活用されています。本記事では、ペパーミントの味の特徴や香りの成分、その活用方法について詳しく解説します。
ペパーミントの味の特徴とは?
ペパーミントの味は、一般的に以下のような特徴があります。
1. 清涼感のあるスッキリとした味わい
ペパーミントの最大の特徴は、食べた瞬間に口の中に広がる強い清涼感です。メントールが舌の冷感受容体を刺激することで、実際には冷たくなくても「冷たい」と感じる不思議な感覚をもたらします。
2. ほのかな甘みを感じる
ペパーミントには、ただスーッとした爽快感があるだけでなく、ほのかに甘みを感じることも特徴のひとつです。そのため、チョコレートやアイスクリーム、ハーブティーなどの甘いものとも相性が良く、スイーツの風味を引き立てる役割も果たします。
3. さわやかな苦みもある
ペパーミントの葉を噛んだり、お茶として飲んだりすると、わずかな苦みを感じることがあります。この苦みは、メントール以外の精油成分やポリフェノールによるもので、料理やドリンクに加えることで味に奥行きを出してくれます。
ペパーミントの香りの特徴とは?
ペパーミントの香りは、スッキリとした清涼感が特徴ですが、香りの成分を詳しく見ると、さまざまな要素が含まれています。
1. メントールによる爽快な香り
ペパーミントの香りの主成分は「メントール(menthol)」です。メントールは、冷感をもたらす成分で、鼻に抜けるような爽快な香りを生み出します。このメントールの香りは、ストレスを和らげ、気分をリフレッシュする効果があるとされています。
2. ほのかに甘く、フローラルな香り
ペパーミントの香りには、メントールの他にも「メントン(menthone)」や「リモネン(limonene)」といった成分が含まれています。これらの成分がほのかに甘く、フローラルな香りを生み出し、メントールの刺激的な香りを和らげています。
3. 柑橘系にも似た爽やかな香り
ペパーミントには「リモネン」という成分も含まれており、柑橘類のような爽やかさも感じられます。そのため、レモンやオレンジなどの柑橘系の香りと組み合わせると相性が良く、アロマやスキンケア製品でもよく利用されています。
ペパーミントの味と香りの活用方法
ペパーミントの味や香りは、さまざまな用途で活用されています。
1. 料理・ドリンクでの活用
●ハーブティー:ペパーミントティーは、食後の消化を助け、リフレッシュできる飲み物として人気です。
●デザート:チョコミントアイスやミントチョコレートは、ペパーミントの甘さと清涼感を活かした代表的なスイーツです。
●カクテル:ミントを使ったカクテル「モヒート」など、アルコールと組み合わせることで爽快感をプラスできます。
2. アロマ・スキンケアでの活用
●アロマオイル:ペパーミント精油をディフューザーで使用すると、スッキリとした香りで集中力を高める効果が期待できます。
●スキンケア:メントールの清涼感を活かし、化粧水やボディジェルに使用されることもあります。
●ヘアケア:頭皮をスッキリさせるために、ペパーミントを配合したシャンプーも人気です。
3. 医薬品・健康への活用
●胃腸の調子を整える:ペパーミントの香りや成分は消化を促し、胃もたれや吐き気を和らげる効果があります。
●鼻づまりの解消:ペパーミントの香りは、鼻づまりを和らげ、呼吸を楽にする働きがあります。
●ストレス緩和:香りを嗅ぐだけでリラックス効果が期待できるため、ストレス軽減にも役立ちます。
ペパーミントの種類は?代表的な品種や特徴を徹底解説

ペパーミントの種類は多岐にわたり、原種の交配や品種改良によってさまざまなバリエーションが生まれています。ペパーミント自体は、ウォーターミント(Mentha aquatica)とスペアミント(Mentha spicata)の交配種として誕生しました。その後、地域や用途によって異なる特性を持つ品種が育てられ、現在では世界中で多くの種類のペパーミントが栽培されています。
本記事では、代表的なペパーミントの種類や特徴、スペアミントとの違いについて詳しく解説します。
代表的なペパーミントの種類
1. ブラックペパーミント(Black Peppermint)
●学名:Mentha × piperita var. vulgaris
●特徴:ブラックペパーミントは、最も一般的なペパーミントの一種で、茎が紫がかっているのが特徴です。メントール含有量が高く、強い清涼感のある香りと風味を持っています。
●用途:精油やハーブティー、医薬品など幅広く利用される。
2. ホワイトペパーミント(White Peppermint)
●学名:Mentha × piperita var. officinalis
●特徴:ブラックペパーミントと比較すると、茎の色が薄く、全体的にマイルドな風味を持ちます。メントールの含有量がやや低いため、刺激が少なく、穏やかな香りが楽しめます。
●用途:料理やハーブティー、スイーツに使われることが多い。
3. イングリッシュペパーミント(English Peppermint)
●特徴:イギリスで広く栽培されている品種で、メントール含有量が多く、特に強い香りを持ちます。
●用途:ペパーミントティーやガム、歯磨き粉などによく使用される。
4. ジャパニーズペパーミント(和ハッカ、日本ハッカ)
●学名:Mentha arvensis var. piperascens
●特徴:日本で古くから栽培されている品種で、特にメントール含有量が非常に高いのが特徴です。清涼感が強く、香りも強烈。
●用途:精油(ハッカ油)として利用され、医薬品や虫除け、食品などに使われる。
5. チョコレートミント(Chocolate Mint)
●特徴:ペパーミントの変種のひとつで、わずかにチョコレートのような甘い香りが感じられるのが特徴です。
●用途:デザートやハーブティーに適している。観賞用としても人気。
6. オレンジミント(Orange Mint)
●学名:Mentha citrata
●特徴:オレンジのような柑橘系の香りを持つミントで、ペパーミントとは少し異なる風味が楽しめる。
●用途:デザートやカクテルに使われることが多い。
ペパーミントとスペアミントの違い

ペパーミントとよく比較されるのが「スペアミント(Mentha spicata)」ですが、この2つにはいくつかの違いがあります。
ペパーミントはメントールが多いため、特に清涼感を求める用途(歯磨き粉、ガム、アロマオイルなど)に適しています。一方、スペアミントは甘みがあり、料理やデザートに使いやすいのが特徴です。
ペパーミントの歴史は?古代文明から現代までの歩みを徹底解説

ペパーミントの歴史は非常に古く、数千年前の古代文明にまでさかのぼります。古代エジプト、ギリシャ、ローマでは、すでに薬用や香料として利用されており、その後、ヨーロッパやアジアを経て世界中に広まりました。日本においても、江戸時代から明治時代にかけて広く栽培され、特に北海道ではハッカ(和ハッカ)産業が発展しました。
本記事では、ペパーミントの誕生から世界各地での活用、日本への伝来とその影響、そして現代の利用まで、その歴史を詳しく解説します。
1. ペパーミントの起源と誕生
ペパーミントは、ウォーターミント(Mentha aquatica)とスペアミント(Mentha spicata)の自然交配によって生まれたハーブです。原産地はヨーロッパや中東とされていますが、自然界で交配が発生したため、正確な起源は不明です。
ペパーミントが広く認知されるようになったのは、18世紀のイギリスで正式に植物として記録されたことがきっかけとされています。しかし、それ以前から世界各地でミント類の植物は利用されており、ペパーミントに近い品種が薬草や香料として使われていました。
2. 古代文明におけるペパーミントの活用
(1) 古代エジプト
ペパーミントの歴史の中で、最も古い記録のひとつが古代エジプトです。
●紀元前1000年頃のエジプトの墳墓からミントの葉が発見されており、当時すでに医療や宗教的な儀式で使用されていたことが分かっています。
●古代エジプトでは、ペパーミントを消化促進剤や口臭予防に利用し、また芳香剤としても重宝していました。
(2) 古代ギリシャとローマ
●古代ギリシャでは、ミントは「心を清めるハーブ」として知られ、客を迎える際にミントの葉でテーブルをこする習慣がありました。
●ローマ時代には、ペパーミントを薬草や香料、料理の風味付けに使用し、特に宴会の際には食べ過ぎを防ぐためにミントを摂取していたとされています。
●また、ローマ人はペパーミントの香りが記憶力を向上させると信じ、学者や哲学者がよく使用していたと言われています。
3. 中世ヨーロッパでの発展
ペパーミントは中世ヨーロッパにおいて、医学や宗教と深く結びついていました。
●9世紀には、修道士たちが修道院の庭でミントを栽培し、消化不良や風邪の治療に利用していました。
●12世紀のドイツでは、ミントを歯磨き粉として利用する習慣がありました。
●中世の薬草学の書物にも、ペパーミントは消化促進・頭痛・抗菌作用などに有効なハーブとして記載されています。
また、この時代にはペパーミントの品種改良が進み、現在のブラックペパーミントやホワイトペパーミントの基礎となる品種が確立されました。
4. 近代のペパーミント産業の発展
(1) 18世紀のイギリスでの記録
ペパーミントが広く栽培されるようになったのは18世紀のイギリスです。
●1750年頃、イギリスのハートフォードシャー州で本格的な商業栽培が始まりました。
●医薬品や香料の需要が高まり、ペパーミントオイルの抽出技術が確立されました。
(2) 19世紀のアメリカでの大量生産
19世紀になると、アメリカでのペパーミント栽培が急速に拡大しました。
●オハイオ州やミシガン州を中心に、ペパーミントの大規模農場が開発されました。
●アメリカはペパーミントの最大の生産国のひとつとなり、ペパーミントオイルの輸出も盛んになりました。
この時期には、ペパーミントが歯磨き粉、ガム、医薬品、化粧品などに広く利用されるようになり、世界的に需要が高まりました。
5. 日本におけるペパーミントの歴史
(1) 江戸時代に日本へ伝来
ペパーミント(西洋ハッカ)が日本に伝わったのは江戸時代です。
●オランダ商人によって長崎の出島に持ち込まれたとされています。
●しかし、日本にはすでに和ハッカ(Mentha arvensis)という在来種が存在し、和ハッカの方がメントール含有量が高かったため、西洋ハッカはあまり普及しませんでした。
(2) 明治時代~昭和初期のハッカ産業の発展
●明治時代以降、北海道でハッカ(和ハッカ)の栽培が盛んに行われるようになり、世界的なハッカ産業の一大拠点となりました。
●1920年代には、日本が世界のハッカ市場の約70%を占めるまでに成長し、日本のハッカは海外にも輸出されました。
●しかし、戦後になると、合成メントールの登場により、日本のハッカ産業は衰退しました。
6. 現代におけるペパーミントの利用と人気
現在、ペパーミントは料理・飲料・医薬品・アロマテラピー・化粧品など、幅広い分野で利用されています。
●ハーブティーやガム、歯磨き粉などの日用品として定着。
●ペパーミントオイルは、リラックス効果や消化促進のために使用される。
●精油やアロマとしての人気が高まり、ストレス緩和や集中力アップに役立つハーブとしても注目されている。
また、オーガニック志向の高まりにより、ナチュラルなペパーミント製品の需要が再び増加しています。
ペパーミントの保存は?フレッシュ&ドライの正しい保存方法と長持ちのコツ

ペパーミントの保存は、フレッシュ(生葉)とドライ(乾燥葉)で異なります。フレッシュペパーミントは香りが豊かで料理や飲み物に活用しやすいですが、鮮度が落ちやすいため適切な保存方法が必要です。一方、ドライペパーミントは長期間保存できるため、ハーブティーやスパイスとして便利に使えます。
本記事では、フレッシュとドライ、それぞれの保存方法や、冷蔵・冷凍・乾燥のコツについて詳しく解説します。
1. フレッシュペパーミントの保存方法
(1) 冷蔵保存(短期間向け:3日~1週間)
フレッシュペパーミントは、適切に保存すれば冷蔵庫で約1週間程度持たせることができます。
保存手順
1.湿らせたキッチンペーパー でペパーミントの葉と茎を包む。
2.ジップ付き保存袋や密閉容器 に入れる。
3.野菜室 に入れて保存する。
ポイント
●乾燥を防ぐため、キッチンペーパーが乾いたら適度に湿らせる。
●通気性のある保存袋を使うと、余分な湿気がこもらず新鮮さを保ちやすい。
(2) 水に挿して保存(中期間向け:1週間~10日)
ペパーミントは、水に挿して保存することで比較的長持ちします。
保存手順
1.ペパーミントの茎を2~3cmほどカット し、清潔なグラスに水を入れる。
2.茎を水に浸し、葉が水に触れないようにする。
3.グラスを冷蔵庫に入れ、水を1~2日に一度交換する。
ポイント
●冷蔵庫に入れず、室温(涼しい場所)に置いても保存可能(2~5日程度)。
●葉が水に触れると傷みやすいので注意。
(3) 冷凍保存(長期間向け:1ヶ月~3ヶ月)
冷凍保存すれば、ペパーミントの香りを長く楽しむことができます。
保存手順(そのまま冷凍する場合)
1.ペパーミントの葉をよく洗い、水気をしっかり拭き取る。
2.保存袋や密閉容器に入れ、空気を抜いて密閉する。
3.冷凍庫に入れて保存(約1~3ヶ月)。
保存手順(アイスキューブにする場合)
1.ペパーミントの葉を細かく刻む。
2.製氷皿に刻んだ葉を入れ、水やオリーブオイルを加えて凍らせる。
3.凍ったら保存袋に移し、冷凍保存。
ポイント
●凍ったまま料理や飲み物に加えると、香りが損なわれにくい。
●製氷皿で凍らせる方法は、ドリンクやスープに簡単に使えて便利。
2. ドライペパーミントの保存方法
(1) 乾燥させる方法
ドライペパーミントは、ハーブティーやスパイスとして便利に使えます。乾燥させる方法はいくつかあります。
自然乾燥(約1週間)
1.ペパーミントの茎を束ねて、風通しの良い日陰に吊るす。
2.完全に乾燥したら、葉を手でほぐして保存容器に入れる。
電子レンジ乾燥(数分)
1.ペパーミントの葉をキッチンペーパーの上に並べる。
2.500Wで1~2分加熱 し、パリパリになるまで様子を見ながら追加加熱する。
オーブン乾燥(低温で約30分)
1.オーブンを100℃以下に設定 し、葉をクッキングシートの上に広げる。
2.30分ほど加熱 し、乾燥具合をチェックしながら取り出す。
(2) ドライペパーミントの保存方法
乾燥したペパーミントは、適切に保存すれば約6ヶ月~1年ほど風味を保つことができます。
保存手順
1.密閉容器(ガラス瓶やジップ付き袋)に入れる。
2.直射日光を避けた涼しい場所 に保存する。
3.使うときは清潔なスプーンで取り出し、水分が入らないよう注意する。
ポイント
●長期保存したい場合は冷凍保存するとさらに風味が長持ちする。
●乾燥剤を入れると湿気を防げる。
ペパーミントの魅力は?爽やかな香りと健康・美容への嬉しい効果を徹底解説!

ペパーミントの魅力は、その爽快な香りと幅広い用途にあります。メントールを豊富に含むこのハーブは、心身をリフレッシュさせる効果があり、料理やドリンク、アロマ、スキンケア、さらには医療や健康管理にも活用されています。また、リラックスや集中力向上など、私たちの生活にさまざまな良い影響をもたらします。
本記事では、ペパーミントの香り・味・健康効果・美容効果・生活への活用など、多方面からその魅力を詳しくご紹介します!
1. ペパーミントの香りの魅力
(1) スッキリ爽快!リフレッシュ効果抜群の香り
ペパーミントの香りの最大の特徴は、スーッとした清涼感です。この爽快な香りは、気分をリフレッシュさせ、ストレスを和らげる効果があります。
●朝の目覚めに最適:眠気を吹き飛ばし、すっきりとした気分に。
●仕事や勉強の集中力アップ:ペパーミントの香りは、脳を活性化させ、集中力を高める効果があるといわれています。
●気分転換やリラックスに:疲れたときや気分が落ち込んだときに、ペパーミントの香りを嗅ぐとリフレッシュできます。
(2) 消臭&抗菌作用で生活に役立つ!
ペパーミントには抗菌作用もあり、口臭予防や消臭効果が期待できます。
●歯磨き粉やマウスウォッシュに活用:口の中をスッキリさせるだけでなく、口臭予防にも効果的。
●天然の消臭剤として:靴やカーペットにペパーミントの精油を少し垂らすと、消臭効果が得られます。
2. ペパーミントの味の魅力
ペパーミントの味は、清涼感がありながら、ほのかに甘みを感じるのが特徴です。
●ペパーミントティー:爽やかで飲みやすく、リラックス&リフレッシュに最適。
●チョコミントスイーツ:チョコレートとの相性が抜群で、ミントチョコアイスやクッキーなどで人気。
●カクテル&ドリンク:モヒートなどのカクテルや、レモネードにミントを加えると、爽やかさが引き立ちます。
メントールの冷涼感が口の中をさっぱりさせるため、脂っこい食事の後の口直しにも最適です。
3. ペパーミントの健康効果
ペパーミントは、古くから薬草としても利用されてきました。その健康効果は科学的にも証明されており、さまざまな不調の改善に役立ちます。
(1) 消化を助ける
●胃の調子を整え、消化を促進。
●胃もたれや食べすぎを防ぐため、食後のハーブティーに最適。
●腹痛やお腹のハリを和らげる効果も期待される。
(2) 頭痛・肩こりの緩和
ペパーミントのメントールには、血流を促進し、痛みを和らげる効果があります。
●頭痛のときに、こめかみにペパーミントオイルを塗るとスッキリ。
●肩こりや筋肉のこわばりを和らげるため、マッサージオイルにも使われる。
(3) 鼻づまりや花粉症対策に
メントールの香りは、鼻の通りを良くする効果があり、風邪や花粉症のシーズンにも役立ちます。
●ペパーミントティーを飲むと、喉や鼻がスッキリする。
●精油をディフューザーで焚けば、呼吸が楽になりリラックスできる。
4. ペパーミントの美容効果
ペパーミントは、美容にもさまざまなメリットがあります。
(1) 肌を清潔に保つ
●抗菌・抗炎症作用があり、ニキビや肌荒れの予防に効果的。
●皮脂の分泌を抑えるため、脂性肌や頭皮ケアにも適している。
(2) 頭皮や髪のケアに
●ペパーミント配合のシャンプーは、頭皮をスッキリさせ、フケやかゆみを抑える効果がある。
●血行促進作用があるため、抜け毛予防にも役立つとされる。
(3) スリミング効果も?
●メントールには、体をスッキリさせる作用があり、ダイエット中のサポートハーブとしても注目されている。
●ミントの香りは、食欲を抑える効果があるとも言われる。
5. 生活の中でのペパーミント活用法
(1) 料理や飲み物に
●サラダやデザート、カクテルに少し加えるだけで爽やかさUP!
●ハーブティーにして、リラックスタイムのお供に。
(2) アロマやルームスプレーに
●ディフューザーにペパーミント精油を入れて、リフレッシュ空間を演出。
●水と混ぜてスプレーすれば、天然の消臭・抗菌スプレーに。
(3) お風呂やスキンケアに
●ペパーミントオイルをお風呂に数滴垂らせば、心も体もスッキリ。
●フェイスミストやローションに加えると、ひんやり気持ち良い。
ペパーミントを使ったレシピ

ペパーミントを使った爽やかなレシピをご紹介します!スッキリとした香りと清涼感のある味わいが特徴で、料理やドリンクにアクセントを加えてくれます。ぜひお試しください!
ペパーミントを使ったモヒート(ノンアルコール可)
ペパーミントを使った材料(1杯分)
●フレッシュペパーミントの葉 … 10枚
●ライム … 1/2個(くし形にカット)
●砂糖 … 小さじ2
●炭酸水 … 150ml
●氷 … 適量
ペパーミントを使った作り方
1.グラスにミントの葉と砂糖、ライムを入れ、スプーンやマドラーで軽く潰す。
2.グラスに氷を入れ、炭酸水を注ぐ。
3.軽く混ぜて完成!(お好みでラムを加えれば本格モヒートに)