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レモングラスとは? 香り・魅力・使い方がまるごと分かる完全ガイド!

レモングラスとは、柑橘系の爽やかな香りが特徴のハーブで、料理やお茶、美容、健康などさまざまな用途で活用されています。東南アジア料理には欠かせないスパイスであり、アロマやハーブティーとしても人気があります。フレッシュとドライで異なる香りや風味が楽しめ、適切な保存方法を知ることで長く楽しむことができます。さらに、レモングラスには抗菌作用やリラックス効果があり、医学や美容の分野でも注目されています。本記事では、レモングラスの基本情報から歴史、香り、使い方、保存方法、レシピまで詳しく解説します!

レモングラスとはどんなスパイス? 香り豊かなハーブの魅力を徹底解説!

レモングラスとは、イネ科オガルカヤ属(Cymbopogon)に属する多年草のハーブで、主に東南アジアやインドで広く栽培されています。レモンに似た爽やかな香りを持ち、料理やハーブティー、精油(エッセンシャルオイル)として利用されることが多いスパイスです。特にタイ料理やベトナム料理には欠かせない食材であり、スープやカレー、炒め物などに使用されます。
また、レモングラスには抗菌作用や消化促進効果があるとされ、古くから伝統医学でも活用されてきました。香りの良さからアロマテラピーにも用いられ、リラックスやリフレッシュ効果が期待できます。本記事では、レモングラスの別名や名前の由来、科名、原産地、利用部位、特徴、用途などについて詳しく解説します。

レモングラスの別名

レモングラスは、世界各地で異なる名前で呼ばれています。主な別名には以下のようなものがあります。
●シトロネラグラス(Citronella Grass):特に香りの強い品種が「シトロネラ」として知られ、蚊除けのアロマオイルとしても利用されます。
●バーベナグラス(Verbena Grass):一部の地域ではレモングラスの香りがレモンバーベナに似ていることからこう呼ばれることがあります。
●フィーバーグラス(Fever Grass):伝統医学では解熱作用があるとされ、「熱を下げる草」という意味でこの名が付けられています。
●タクライ(Takrai):タイ語での呼び名で、タイ料理には欠かせないスパイスです。
これらの別名は、レモングラスが世界中で親しまれ、さまざまな用途に使われていることを示しています。

レモングラスの名前の由来

「レモングラス(Lemongrass)」という名前は、その香りがレモンに似ていることに由来します。実際にはレモンの果実とは無関係ですが、葉や茎に含まれるシトラール(Citral) という成分が、レモンのような爽やかな香りを生み出しています。
シトラールは、柑橘系の精油に含まれる成分であり、レモンやライムの香りの主成分でもあります。このため、レモングラスは香りを楽しむハーブとして世界中で愛されるようになりました。

レモングラスの科名と原産地

科名
レモングラスは イネ科(Poaceae)オガルカヤ属(Cymbopogon) に属する植物です。同じオガルカヤ属には、シトロネラ(蚊よけに使われる)やパルマローザ(香水に使われる)などの芳香植物が含まれます。
原産地
レモングラスの原産地はインド、スリランカ、東南アジア です。特にインドでは古くからアーユルヴェーダ医学で利用されてきました。現在では熱帯・亜熱帯地域で広く栽培されており、主な生産地には以下の国々があります。
●インド(伝統医学や精油の生産)
●タイ(料理用として広く利用)
●ベトナム(スープや炒め物に使用)
●インドネシア(ハーブティーや薬草として活用)
●ブラジル(精油やアロマ用途で生産)
温暖な気候を好むため、日本では沖縄や一部の温暖な地域で栽培されています。

レモングラスの利用部位

レモングラスの主な利用部位は茎と葉です。用途によって使い分けられます。
●茎:料理で最もよく使用される部分。スープやカレー、炒め物に加えられ、爽やかな風味をプラスする。
●葉:乾燥させてハーブティーとして利用。また、精油の原料にもなる。
●根:一部の伝統医学では薬草として利用されることもある。
フレッシュとドライでは香りや風味が異なり、料理や用途に応じて使い分けられます。

レモングラスの特徴

香りと味
レモングラスの最大の特徴は、その爽やかなレモンの香りです。ただし、レモンよりもややスパイシーで甘みがあり、独特の風味を持ちます。味はほんのり酸味があり、スープやカレーの味を引き締める役割を果たします。
成分
レモングラスの香り成分として最も重要なのがシトラール(Citral) で、これがレモンのような香りを生み出しています。他にも以下の成分が含まれています。
●ゲラニオール(抗菌・抗炎症作用)
●ミルセン(鎮静効果)
●リモネン(リフレッシュ効果)
これらの成分により、レモングラスは料理だけでなく、健康や美容にも役立つハーブとして利用されています。

レモングラスの用途

レモングラスは多用途なスパイスで、さまざまな形で利用されています。
1. 料理
●タイ料理(トムヤムクン、カレー、炒め物)
●ベトナム料理(フォーのスープ、焼き肉の下味)
●インド料理(スープやマリネ)
●ハーブティー(リラックスやデトックス効果)
2. アロマ・精油
レモングラスの精油は、ストレス軽減や抗菌作用を持つため、アロマテラピーに利用されます。
3. 健康・美容
●消化促進(胃腸の調子を整える)
●抗菌・抗炎症作用(風邪予防、肌トラブル対策)
●デトックス効果(体内の老廃物を排出)
4. 防虫効果
シトロネラ成分が含まれているため、蚊除けスプレーや虫よけキャンドルにも使われます。

レモングラスの味や香りは? 爽やかでスパイシーなハーブの魅力

レモングラスの味や香りは、レモンに似た爽やかな柑橘系の香りと、ほのかにスパイシーな風味が特徴です。名前の通りレモンのような香りを持ちますが、酸味は少なく、ほのかに甘さやスパイシーさが感じられます。この独特の風味は料理やハーブティー、アロマなど幅広い用途で活用されています。
レモングラスの香りと味は、フレッシュとドライで微妙に異なり、用途に応じて使い分けることができます。本記事では、レモングラスの香りの成分や味の特徴、料理や飲み物での活かし方について詳しく解説します。

レモングラスの香りの特徴

レモングラスの香りの成分
レモングラスの香りの主成分はシトラール(Citral)という成分です。シトラールはレモンやオレンジの皮にも含まれる香り成分で、フレッシュな柑橘系の香りを生み出しています。
さらに、以下の成分もレモングラスの香りを特徴づけています。
●ゲラニオール(Geraniol):甘いフローラルな香りを持ち、リラックス効果がある。
●リモネン(Limonene):柑橘類に含まれる香り成分で、リフレッシュ効果が期待できる。
●ミルセン(Myrcene):ハーブ特有のウッディな香りを持ち、鎮静作用がある。
これらの成分が組み合わさることで、レモンのように爽やかで、ほんのり甘くスパイシーな香りが生まれます。
フレッシュとドライで香りは違う?
●フレッシュなレモングラス:よりフルーティーで清涼感が強く、シャープな柑橘系の香りが際立つ。
●ドライ(乾燥)したレモングラス:香りが濃縮され、ハーバルでウッディな香りが増す。
フレッシュは料理向きで、ドライはハーブティーやアロマに適しています。

レモングラスの味の特徴

レモングラスの味は、レモンのような爽やかさに加え、わずかにスパイシーで苦みのある風味が特徴です。酸味はほとんどなく、料理に加えるとスープやカレーに深みを与えます。
フレッシュ vs. ドライの味の違い
●フレッシュ:より瑞々しく、ほのかな甘みがあり、シャープな風味。
●ドライ:ハーバルな風味が強く、苦みが増す。
フレッシュなレモングラスは、スープや炒め物に使うと清涼感が際立ちます。一方、ドライは煮出してお茶にすると、ほのかに甘く、リラックスできる風味になります。

レモングラスの香りと味の活かし方

料理での活用
レモングラスは特に東南アジア料理でよく使われます。
●スープ(トムヤムクン、フォー):柑橘系の香りがスープを引き締める。
●カレー(タイカレー):スパイスと調和し、爽やかな風味を加える。
●炒め物(鶏肉や魚介類と):レモングラスの香りが食材の臭みを消す。
●マリネ(肉や魚の下味):爽やかな香りで食材を引き立てる。
飲み物での活用
●ハーブティー:爽やかでリラックスできる香り。
●カクテルやジュース:モヒートやレモネードに加えると風味がアップ。
アロマ・美容での活用
●エッセンシャルオイル:ストレス解消、リフレッシュに。
●バスソルト:入浴時に加えるとリラックス効果あり。

レモングラスの種類は? 主な品種と特徴を解説!

レモングラスの種類にはいくつかの種類があり、それぞれ香りや用途が異なります。一般的に「レモングラス」として知られるものはイネ科オガルカヤ属(Cymbopogon)に属する植物で、主に東インド種(Cymbopogon flexuosus)と西インド種(Cymbopogon citratus)の2種類がよく利用されます。
この2つの主要な品種以外にも、香りや成分が異なる品種があり、料理用や精油(エッセンシャルオイル)としての用途が分かれています。本記事では、レモングラスの主な種類とそれぞれの特徴、用途について詳しく解説します。

1. レモングラスの主要な2種類

① 東インド種(Cymbopogon flexuosus)
特徴
●別名:「コーチン・グラス(Cochin Grass)」とも呼ばれる。
●主にインドやネパールで栽培される。
●葉が細長く、色は濃い緑色。
●シトラール(Citral)含有量が多く、香りが強い。
用途
●精油(エッセンシャルオイル) に使用されることが多い。
●アロマテラピー、石鹸や香水の原料 に利用。
●料理にはあまり使われず、主に香料や医薬品向け。

② 西インド種(Cymbopogon citratus)
特徴
●別名:「本レモングラス」「クッキング・レモングラス」
●主に東南アジア、南米、アフリカで栽培される。
●香りがマイルドで、料理向き。
●葉や茎が太めで、薄い緑色。
用途
●料理用(スープ、カレー、炒め物、マリネなど)
●ハーブティー(乾燥葉をお茶にする)
●リラックス効果のあるアロマ にも利用。
どんな料理に使われる?
●タイ料理の トムヤムクン(スープ)
●ベトナム料理の フォーのスープ
●インド料理の カレー
●焼き肉やシーフードの マリネ
この西インド種は、一般的に「レモングラス」として市場に出回っている種類で、料理用として親しまれています。

2. その他のレモングラスの仲間

レモングラスに近い植物で、似た用途で使われる種類を紹介します。
③ シトロネラグラス(Cymbopogon nardus / Cymbopogon winterianus)
特徴
●強い柑橘系の香りを持ち、特に虫除け効果が高い。
●シトロネラール(Citronellal)という成分を多く含む。
用途
●蚊よけスプレーやキャンドル に使用。
●防虫効果のあるアロマオイル。
●料理にはほとんど使われない。
④ パルマローザ(Cymbopogon martini)
特徴
●やや甘いバラのような香りが特徴。
●ゲラニオール(Geraniol)が豊富。
用途
●香水やスキンケア製品 に使われる。
●抗菌作用があるため、石鹸やローションに配合される。
⑤ ジンジャーグラス(Cymbopogon khasianus)
特徴
●レモングラスに似ているが、ほんのりショウガのような香りを持つ。
●東南アジアの一部地域で利用される。
用途
●料理や薬草 として活用。
●ハーブティーやスパイスミックス に利用。

レモングラスの歴史は? 古代から現代までの活用と広がり

レモングラスの歴史は、数千年前にさかのぼります。東南アジアやインドを原産とするこの香り高いハーブは、古代から食用や薬用、宗教的な儀式に活用されてきました。その爽やかな香りと健康効果が評価され、世界中に広まる中で、各地域ごとに異なる文化や用途が発展しました。
本記事では、レモングラスがどのように世界各地に広まり、人々の生活に根付いていったのか、その歴史を詳しく解説します。

1. レモングラスの起源と古代の利用

原産地と自生地域
レモングラスの原産地はインド、スリランカ、東南アジアとされ、熱帯・亜熱帯地域の湿った気候でよく育ちます。現在もこれらの地域では広く栽培され、料理や伝統医学に利用されています。
古代インドとアーユルヴェーダ
レモングラスの最も古い利用記録は古代インドにあります。インドの伝統医学であるアーユルヴェーダでは、レモングラスは「熱を下げる薬草(フィーバーグラス)」として利用されていました。
●消化促進
●解熱作用(発熱時のお茶)
●殺菌・抗菌作用(感染症予防)
レモングラスは乾燥させた葉を煎じて薬用茶として飲まれたり、傷の治療や虫除けとして使われたりしていました。
古代エジプト・中東での利用
紀元前にはエジプトや中東にも伝わり、香料や防腐剤として利用されていました。特にエジプトでは、ミイラの防腐処理や宗教的な儀式の際に焚かれることがあったと考えられています。

2. レモングラスの中世の広がり

シルクロードとイスラム医学
レモングラスは、シルクロードを通じて中東やヨーロッパに伝わったと考えられています。イスラム医学の発展とともに、レモングラスは消化不良や発熱の治療に使われる重要なハーブとなりました。
中世ヨーロッパでは?
●香料として貴族の間で人気
●修道院で薬草として栽培
●風邪や胃腸の不調の治療に使用
また、当時のアラビア人商人によって、アフリカや地中海沿岸地域にも伝わり、ハーブとしての利用が拡大しました。

3. 大航海時代とレモングラスの世界的な普及

ヨーロッパへの輸入と人気の拡大
15世紀~17世紀の大航海時代、ヨーロッパの探検家や貿易商によって、レモングラスは本格的に西洋にもたらされました。
●ポルトガル人・スペイン人:東南アジアやインドから持ち帰る
●イギリス・フランス:植民地経由で栽培を開始
この頃には、レモングラスの精油が抽出され、香水や化粧品の材料としても使われるようになりました。
カリブ海と中南米への伝播
大航海時代にレモングラスはアフリカやカリブ海地域にも広がりました。特にカリブ海諸国では、「フィーバーグラス」として伝統的な薬草茶に用いられ、現在でも多くの家庭で親しまれています。

4. 近代のレモングラス産業の発展

19世紀~20世紀:インドでの商業生産
レモングラスは19世紀になると、インドで大規模な商業生産が始まりました。特に東インド種(Cymbopogon flexuosus)は香料・医薬品産業向けに大量に生産されました。
●イギリス植民地時代に栽培が広まり、精油の輸出が増加
●ドイツ・フランスで香水の原料として利用されるように
アロマテラピーやハーブ療法の広がり
20世紀後半には、レモングラスの香りの効果が注目され、アロマテラピーやハーブ療法での利用が広がりました。
●リラックス効果(ストレス緩和)
●抗菌・抗炎症作用(風邪予防)
●デトックス(体内浄化)
この頃から、ヨーロッパやアメリカでも健康志向のハーブティーとして人気が高まりました。

5. 現代のレモングラス:料理・健康・アロマでの活用

生産国と市場の拡大
現在、レモングラスの主な生産国は以下の通りです。
東南アジア料理の定番食材
現在、レモングラスは特に東南アジア料理に欠かせない食材として定着しています。
●タイ料理(トムヤムクン、グリーンカレー)
●ベトナム料理(フォー、レモングラスチキン)
●インドネシア料理(サテのマリネ)
オーガニック・健康志向の広がり
●ハーブティーとして人気(デトックス・リラックス効果)
●エッセンシャルオイルとしての利用(スキンケア、マッサージ)
●防虫スプレー(ナチュラルな蚊よけとして)

レモングラスの保存は? フレッシュ&ドライの最適な方法を解説!

レモングラスの保存は、フレッシュ(生)とドライ(乾燥)で方法が異なります。フレッシュなレモングラスは爽やかな香りが魅力ですが、傷みやすいため適切な保存が必要です。一方、ドライレモングラスは長期間保存が可能で、ハーブティーやスパイスとして便利に使えます。
本記事では、レモングラスを新鮮に保つ保存方法や、冷蔵・冷凍・乾燥の仕方、保存期間の目安について詳しく解説します。

1. フレッシュ(生)のレモングラスの保存方法

① 冷蔵保存(短期保存)
保存期間の目安:1~2週間
手順
1.レモングラスを水で軽く洗い、汚れを落とす。
2.しっかり水気を拭き取る。
3.湿らせたキッチンペーパーで包む。
4.ポリ袋やジップロックに入れ、冷蔵庫の野菜室に保存。
ポイント
●水分が多いとカビが生えやすいので、乾いた状態で保存する。
●1週間以上保存する場合は、根元を少し切ってコップに水を入れ、立てて保存すると長持ちする。

② 冷凍保存(長期保存)
保存期間の目安:1~2か月
手順
1.レモングラスを洗い、水気をしっかり拭く。
2.使いやすいサイズ(5~10cm程度)にカット。
3.ジップロックや密閉容器に入れ、冷凍庫で保存。
ポイント
●すぐに使えるように、みじん切りや輪切りにして冷凍しておくと便利。
●冷凍すると香りがやや弱くなるが、スープや煮込み料理に使えば風味が戻る。
●解凍せずにそのまま鍋に入れて使える。

③ 冷凍ペースト保存(料理に便利!)
保存期間の目安:1~2か月
手順
1.レモングラスを細かく刻む。
2.フードプロセッサーでペースト状にする(少量の水を加えてもOK)。
3.製氷皿に入れて凍らせる。
4.凍ったら取り出し、ジップロックに移して保存。
ポイント
●料理にそのまま使えるので便利!
●カレーやスープにすぐ投入できる。

2. ドライ(乾燥)レモングラスの保存方法

① 自然乾燥(天日干し)
保存期間の目安:6か月~1年
手順
1.フレッシュなレモングラスを洗い、水気を拭き取る。
2.5cm~10cmの長さにカットする。
3.風通しの良い日陰で1週間ほど干す(直射日光は避ける)。
4.完全に乾燥したら、密閉容器やジップロックに保存。
ポイント
●乾燥後は手で折れるくらいカリカリになっているのが理想。
●乾燥中にホコリがつかないように注意する。

② オーブン乾燥(時短でできる!)
保存期間の目安:6か月~1年
手順
1.レモングラスを洗い、水気をしっかり拭く。
2.オーブンを100℃に予熱する。
3.クッキングシートを敷いた天板に並べる。
4.100℃で1~2時間焼く(途中で裏返すとムラなく乾燥)。
5.完全に乾燥したら、密閉容器に保存。
ポイント
●時間短縮できるが、高温すぎると香りが飛ぶので注意。
●できるだけ低温でじっくり乾燥させる。

③ 粉末(パウダー)保存
保存期間の目安:6か月~1年
手順
1.乾燥させたレモングラスをミキサーやすり鉢で細かく粉砕する。
2.密閉容器に保存。
ポイント
●スープやカレー、ドレッシングに混ぜやすい。
●保存中に湿気を吸わないよう、乾燥剤を入れておくとよい。

レモングラスの魅力は? 香り・健康・美容への効果と活用法!

レモングラスの魅力は、何といっても爽やかな香りと豊富な健康・美容効果にあります。レモンのような柑橘系の香りを持ちつつ、ほどよいスパイシーさも兼ね備えているため、料理やハーブティー、アロマテラピーなど幅広い用途で活用されています。
また、レモングラスには抗菌・抗炎症作用、リラックス効果、消化促進、デトックス効果など、体にうれしい効能がたくさんあります。この記事では、レモングラスの魅力を香り・健康・美容・料理の視点から詳しく紹介します。

1. レモングラスの香りの魅力

① 爽やかで心地よいレモンの香り
レモングラスは、名前の通りレモンのようなフレッシュな香りが特徴です。この香りの主成分はシトラールという天然の芳香成分で、レモンにも含まれるものです。
香りの特徴
●レモンに似た柑橘系のフレッシュな香り
●ほのかに甘さとスパイシーさを感じる
●気分をリフレッシュさせる爽快感
この香りはストレスを和らげ、気持ちを前向きにする効果があるため、アロマオイルやルームスプレーとしても人気があります。
② リラックス&リフレッシュ効果
レモングラスの香りには、心を落ち着かせるリラックス効果と気分をスッキリさせるリフレッシュ効果があります。
おすすめの活用法
●アロマディフューザーで香りを楽しむ
●お風呂に数滴入れてリラックス
●枕元に置いて安眠効果を高める
仕事や勉強で集中力を高めたいときや、ストレスを感じたときに香ると、気持ちを切り替えるのに役立ちます。

2. レモングラスの健康効果

① 消化促進&デトックス効果
レモングラスは古くから消化を助けるハーブとして使われてきました。特に、胃もたれや消化不良を改善する効果が期待できます。
効果的な飲み方
●食後にレモングラスティーを飲むと、胃腸の働きをサポート
●スパイスとして料理に使うと、食欲を促進
また、利尿作用があるため、体内の老廃物を排出し、デトックス効果も期待できます。むくみが気になるときや、ダイエット中にもおすすめです。
② 免疫力アップ&風邪予防
レモングラスには抗菌・抗ウイルス作用があるため、風邪やインフルエンザの予防にも役立ちます。
風邪予防におすすめの使い方
●レモングラスティーを飲む(のどの痛みや咳に効果的)
●蒸気吸入で鼻づまり解消(熱湯にレモングラスを入れて蒸気を吸う)
●ハーブスチームでリラックス&殺菌
特に寒い季節には、レモングラスティーを習慣にすると、体を温めて免疫力を高めることができます。

3. レモングラスの美容効果

① 肌トラブルを防ぐ抗菌・抗炎症作用
レモングラスの精油には、抗菌・抗炎症作用があり、ニキビや肌荒れの予防に効果的です。
おすすめの使い方
●レモングラスの蒸気でフェイシャルスチーム(毛穴の汚れを落とす)
●レモングラスオイルを化粧水に加える(殺菌&肌の引き締め効果)
また、脂性肌の方には、レモングラスの**収れん作用(毛穴を引き締める効果)**が役立ちます。
② ヘアケア&スカルプケア
レモングラスには頭皮を清潔にし、フケやかゆみを抑える効果もあります。
ヘアケアにおすすめの使い方
●レモングラスのエッセンシャルオイルをシャンプーに混ぜる
●お湯に数滴入れてヘアリンスとして使う
髪の毛のベタつきを抑え、頭皮の健康を維持するのに役立ちます。

4. レモングラスの料理での活用

① 東南アジア料理の名脇役
レモングラスは、特にタイ料理やベトナム料理で欠かせないスパイスのひとつです。
よく使われる料理
●トムヤムクン(タイのスープ)
●レモングラスチキン(ベトナムの人気料理)
●カレーや煮込み料理の風味付け
爽やかな香りが肉や魚の臭みを消し、料理全体の風味を引き立てます。
② ハーブティーとして楽しむ
レモングラスティーは、爽やかな香りとすっきりした味わいが楽しめるハーブティーです。
レモングラスティーの作り方
1.乾燥レモングラスをティーポットに入れる(フレッシュでもOK)
2.熱湯を注ぎ、5分ほど蒸らす
3.お好みでハチミツやレモンを加える
リラックスしたいときや、消化を助けたいときにおすすめです。

レモングラスを使ったレシピ:爽やかな香りを楽しむ簡単料理!

レモングラスの爽やかな香りを活かした料理は、エスニック料理やスープ、ハーブティーなど幅広く楽しめます。ここでは、初心者でも簡単に作れる「レモングラスチキンスープ」のレシピを紹介します。

レモングラスチキンスープ(2人分)

材料(2人分)
●鶏もも肉…150g
●レモングラス(フレッシュ or ドライ)…1~2本(または大さじ1の乾燥)
●水…500ml
●にんにく…1片(みじん切り)
●生姜…1片(スライス)
●ナンプラー…大さじ1
●砂糖…小さじ1
●レモン汁…大さじ1
●塩・こしょう…適量
●パクチー(お好みで)…適量

作り方
1.レモングラスの下ごしらえ
〇フレッシュなら根元を切り落とし、軽く潰して3~4cmにカットする。
〇ドライの場合はそのまま使用OK。
2.スープのベースを作る
〇鍋に水を入れ、レモングラス・にんにく・生姜を加えて火にかける。
〇沸騰したら弱火にし、10分ほど煮出して香りを引き出す。
3.鶏肉を加える
〇一口大にカットした鶏もも肉を鍋に加え、火が通るまで煮込む(約10分)。
4.味を調える
〇ナンプラー、砂糖、塩・こしょうを加えて混ぜる。
〇最後にレモン汁を加え、火を止める。
5.仕上げ&盛り付け
〇お好みでパクチーを散らして完成!
〇熱々のうちにどうぞ。
ポイント
●レモングラスは長く煮込むと香りがしっかり出るので、最初にしっかり煮出すのがコツ。
●ナンプラーが苦手な方は醤油で代用OK。
●辛さをプラスしたい場合は、唐辛子やチリペーストを加えると◎。
●レモングラスの爽やかな風味が楽しめる、体が温まるスープです!ぜひお試しください。