コリアンダーとは?基本情報とパクチーとの違いとは?
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コリアンダーとは、セリ科の植物で、葉・茎・種すべてが利用されるスパイス&ハーブの一種です。特に東南アジアや中東、南米の料理でよく使われ、爽やかな香りと独特の風味が特徴です。日本では「パクチー」として知られることが多いですが、厳密にはコリアンダーの葉を指す呼び名であり、種(コリアンダーシード)とは異なります。フレッシュな状態では清涼感のある香り、乾燥させた種は甘みのあるスパイシーな風味を持ち、料理や健康・美容目的でも活用されています。そんなコリアンダーの歴史や使い方、保存方法、健康効果などを詳しくご紹介します。
コリアンダーとはどんなスパイス?

コリアンダーとは、セリ科コエンドロ属の一年草で、スパイスやハーブとして世界中で利用される植物です。独特の香りを持ち、料理の風味付けや薬用として活用されてきました。特に東南アジア、インド、中東、ヨーロッパ、南米などで広く使われ、日本でも「パクチー」として近年人気が高まっています。
コリアンダーは、葉・茎・種のすべての部分を利用でき、それぞれ異なる香りと風味を持ちます。フレッシュな葉(パクチー)は爽やかで青々しい香りが特徴で、サラダやスープ、エスニック料理に使われます。一方、乾燥させた種(コリアンダーシード)は、柑橘系の甘みのあるスパイシーな香りがあり、カレーやスープ、パン、肉料理などに利用されます。
そんなコリアンダーの別名や名前の由来、植物としての特徴、用途について詳しく見ていきましょう。
コリアンダーの別名と名前の由来
コリアンダーには地域によってさまざまな呼び名があります。
コリアンダーの別名
パクチー(Phakchi/ผักชี):タイ語。日本ではコリアンダーの葉を指す言葉として広まっています。
シラントロ(Cilantro):スペイン語。主に中南米で使用され、葉を指すことが多いです。
コエンドロ(Coentro):ポルトガル語。ポルトガルやブラジルで使われる名称。
ダニヤ(Dhaniya/धनिया):ヒンディー語。インドではこの名前で親しまれています。
チャイニーズパセリ(Chinese Parsley):欧米で使われることがある名称。
名前の由来
「コリアンダー(Coriander)」という名前の由来は、ギリシャ語の「koris(コリス)」=カメムシに由来すると言われています。これは、コリアンダーの葉の香りがカメムシの匂いに似ていると感じる人がいるためです。古代ギリシャ・ローマ時代から薬草や香辛料として使われており、長い歴史を持つスパイスです。
コリアンダーの科名・原産地・利用部位
科名・学名
●科名:セリ科(Apiaceae)
●学名:Coriandrum sativum
原産地
コリアンダーの原産地は 地中海沿岸から中東 とされています。古代エジプトの遺跡からも種が発見されており、約5000年以上の歴史を持つスパイスです。インド、中国、東南アジアなどにも伝わり、現在では世界中で栽培されています。
利用部位
コリアンダーは、葉・茎・種(コリアンダーシード)のすべてが利用されます。
●葉・茎(フレッシュコリアンダー):サラダ、スープ、麺料理、炒め物に使われる。
●種(コリアンダーシード):乾燥させてスパイスとして利用。カレー、スープ、肉料理、パンの香り付けに使われる。
●根:タイ料理ではスープやペーストに活用されることがある。
コリアンダーの植物としての特徴
外観
コリアンダーは高さ30~60cmほどに成長する草本植物です。
●葉:パセリに似た形状をしており、細かく切れ込みが入る。
●茎:細長く伸び、柔らかい。
●花:夏頃に白や淡いピンクの小さな花を咲かせる。
●種子:丸くて黄色がかった茶色。乾燥させると甘くスパイシーな香りが増す。
成長環境
●温暖な気候を好む が、耐寒性もあるため日本の気候でも育てやすい。
●日当たりの良い場所でよく育つが、暑すぎると花が早く咲いてしまう(トウ立ち)。
●水はけの良い土壌を好み、過湿を避けるのがポイント。
コリアンダーの用途
1.料理での利用
コリアンダーは世界中の料理で愛用されています。
●東南アジア(タイ・ベトナム・インドネシア)
パクチーとして生の葉をスープ、サラダ、フォー、カレーに使用。
●インド
コリアンダーシードをカレーやスパイスミックス(ガラムマサラ)に使用。
●中東・地中海
コリアンダーシードをひよこ豆料理(フムス)、肉料理、ピタパンに活用。
●メキシコ・南米
シラントロとしてワカモレやサルサ、タコスに加えられる。
●ヨーロッパ
ソーセージ、スープ、パン、リキュール(ベルモット、ジン)に使われる。
2.健康・美容
コリアンダーには健康や美容に良い成分が含まれています。
●抗酸化作用:ビタミンC、フラボノイドが豊富でアンチエイジングに◎
●消化促進:胃腸を整え、食欲増進効果がある
●デトックス効果:体内の重金属を排出する働きが期待される
●抗菌・抗炎症作用:風邪予防や肌トラブルの改善に
3.その他の用途
●アロマ・精油:コリアンダーシードの精油はリラックス効果があり、アロマオイルとしても使用される。
●漢方・薬用:中国医学では胃腸の調子を整える薬として利用される。
●ハーブティー:乾燥した種を煮出してハーブティーにすると、リラックス効果が得られる。
コリアンダーの味や香りは?

コリアンダーの味や香りは、フレッシュな葉(パクチー)と乾燥させた種(コリアンダーシード)で大きく異なります。葉は柑橘系の爽やかさと独特の青臭さがあり、好き嫌いが分かれる特徴的な香りを持っています。一方、コリアンダーシードは甘みを含んだスパイシーな香りで、カレーや肉料理に深みを与える重要なスパイスです。
世界中で広く使われているコリアンダーですが、その香りの印象は人によって大きく違います。爽やかで食欲をそそると感じる人がいる一方で、「カメムシのようなにおい」と表現されることもあります。では、具体的にコリアンダーの味や香りの特徴を詳しく見ていきましょう。
フレッシュなコリアンダーの味と香り(パクチー)
1.味の特徴
フレッシュなコリアンダー(パクチー)の味は、ほのかな苦味と柑橘系の爽やかさが特徴です。噛むとさっぱりとした風味が広がり、料理に清涼感を加えます。
ただし、この独特の風味が苦手な人も多く、「石鹸のような味」と感じることがあります。これは遺伝的な要因が関係しており、特定の遺伝子(OR6A2)を持つ人は、コリアンダーに含まれるアルデヒド類を石鹸の香りとして認識するためです。
2.香りの特徴
フレッシュなコリアンダーの葉は、強い青臭さと柑橘系のフレッシュな香りを併せ持っています。特に東南アジア料理では、トムヤムクンやフォーの仕上げに散らされ、料理に爽やかなアクセントを加えます。
また、香りの主成分には以下のようなものがあります。
●リナロール:フローラルで柑橘系の香りを持つ成分。リラックス効果がある。
●デカナール:柑橘類に含まれる香り成分で、レモンやオレンジのような香りを持つ。
●ヘプタナール:グリーンな香りを与え、フレッシュさを強調する。
このように、フレッシュなコリアンダーの香りは強烈ですが、料理に取り入れることで独特の風味と爽やかさをプラスできます。
乾燥したコリアンダーシードの味と香り
1.味の特徴
コリアンダーシード(乾燥した種)は、フレッシュな葉とは全く異なる風味を持っています。ほのかに甘みがあり、スパイシーで温かみのある味わいです。ナッツのようなコクもあり、料理に深みを加えます。
インド料理ではカレーのスパイスとして必須であり、スープや煮込み料理にもよく使われます。また、パンやお菓子にも利用され、ほんのりとした甘みがアクセントになります。
2.香りの特徴
コリアンダーシードは、シトラスのような香りとスパイシーな香りを持っています。フレッシュな葉に比べるとクセが少なく、さまざまな料理に馴染みやすいのが特徴です。
主な香り成分は以下の通りです。
●リナロール:フローラルで柑橘系の甘い香りを持つ。
●ピネン:松やヒノキのようなウッディな香り。
●カンファー:カレーやスパイスの香りを作り出す成分。
この香りの組み合わせが、コリアンダーシードを魅力的なスパイスにしています。加熱すると香りがさらに引き立ち、甘さとスパイシーさが際立ちます。
コリアンダーの味と香りの使い分け
コリアンダーは、葉と種で全く異なる味と香りを持つため、料理によって使い分けが重要です。
フレッシュコリアンダー(葉)の活用方法
●タイ・ベトナム料理(トムヤムクン、フォー、ナンプラー炒め)
●メキシコ料理(サルサ、ワカモレ、タコス)
●サラダやスープのアクセント(エスニックサラダ、カレーの仕上げ)
コリアンダーシード(種)の活用方法
●カレーやスパイス料理(インドカレー、スパイスミックス)
●スープや煮込み料理(ミネストローネ、チャウダー)
●パンやお菓子(ライ麦パン、ジンジャーブレッド)
フレッシュな葉は料理の仕上げに加えて爽やかさを出し、種は料理のベースに使うことで深みを増す役割を果たします。
コリアンダーの種類は?

コリアンダーの種類はどんなものがあるの?
コリアンダーにはさまざまな種類があり、大きく分けると 「フレッシュコリアンダー(葉・茎)」と「コリアンダーシード(種)」の2つに分類されます。さらに、品種によって葉の形や香りの強さが異なり、世界各国で異なるタイプのコリアンダーが栽培されています。
フレッシュなコリアンダーはエスニック料理やサラダのアクセントとして使われ、乾燥させた種(コリアンダーシード)はスパイスとしてカレーや煮込み料理に利用されます。また、コリアンダーの根も料理に使われることがあり、特にタイ料理では欠かせない食材です。
ここでは、コリアンダーの種類について詳しく見ていきましょう。
1.コリアンダーの大きな分類
コリアンダーは「フレッシュ(生)」と「ドライ(乾燥)」の2種類に分類され、それぞれ用途が異なります。
①フレッシュコリアンダー(葉・茎・根)
フレッシュコリアンダーは、料理の仕上げや香り付けに使われます。特にアジア料理や中南米料理で頻繁に使用され、爽やかで独特な香りが特徴です。
●葉(パクチー、シラントロ):サラダやスープ、麺類、炒め物に使用
●茎:刻んで料理の風味付けやペーストに使用
●根:スープやカレーペーストの風味付けに使用(特にタイ料理)
②コリアンダーシード(乾燥した種)
コリアンダーシードは乾燥した種子で、スパイスとして利用されます。葉とは異なり、甘くスパイシーな香りが特徴で、カレーやスープ、パン、お菓子の風味付けに使用されます。
●ホール(丸ごとの種):スープや煮込み料理に使う
●パウダー(粉末):カレーやスパイスミックスに使う
2.フレッシュコリアンダーの種類(葉・茎・根)
フレッシュコリアンダーは、国や地域によって品種が異なります。それぞれの特徴を見ていきましょう。
①タイ産コリアンダー(パクチー・ラーイ)
●葉が小ぶりで香りが強い
●茎と根も料理に使われる(根はスープやペーストに)
●タイ料理のトムヤムクンやソムタムによく使われる
②ベトナム産コリアンダー(ノコギリコリアンダー/ラウムイ)
●葉がギザギザしていて細長い
●香りが強く、スパイシーな風味
●フォーや生春巻きなどのベトナム料理に使われる
③インド産コリアンダー(ダニヤ)
●葉が大きく、香りが比較的マイルド
●インドカレーやチャツネに使われる
●種(コリアンダーシード)も頻繁に使用される
④メキシコ産コリアンダー(シラントロ)
●葉が大きく、香りは比較的強い
●タコスやワカモレ、サルサに使われる
●生で使うことが多い
⑤ヨーロッパ産コリアンダー(チャイニーズパセリ)
●香りが控えめで食べやすい
●スープやソースに使用されることが多い
●パセリの代用としても使われる
3.コリアンダーシードの種類(乾燥種)
コリアンダーシードは、産地によって香りや風味が異なります。
①インド産コリアンダーシード
●小粒で丸みがあり、濃厚な香り
●カレーやマサラミックスに欠かせない
●甘みとスパイシーさが特徴
②モロッコ産コリアンダーシード
●大粒で薄い殻を持つ
●柑橘系の爽やかな香りが強い
●スープやパン、お菓子に使われる
③ロシア産コリアンダーシード
●比較的大粒でマイルドな風味
●香ばしさがあり、パンやアルコール(ジンなど)の香り付けに使われる
④中東産コリアンダーシード
●スパイシーな風味が強く、香りが濃厚
●スープや肉料理に適している
4.コリアンダーの根の利用方法
コリアンダーの根は、特にタイ料理でよく使われます。
●スープのダシ:トムヤムクンなどのスープの香り付け
●カレーペースト:根をすりつぶしてカレーやソースに使用
●肉の下味:にんにくやスパイスと一緒に漬け込む
根は葉よりも香りが強く、しっかりとした風味を料理に加えることができます。
コリアンダーの歴史は?

コリアンダーの歴史はどこから始まったのか?
コリアンダーの歴史は非常に古く、約5000年前の古代エジプトにまでさかのぼります。世界最古のスパイスの一つとされ、古代文明の時代から薬用や料理の香辛料として利用されてきました。地中海沿岸や中東が原産とされ、紀元前からヨーロッパ、アジア、アフリカへと広がりました。
エジプト、ギリシャ、ローマ、インド、中国などの古代文明において、コリアンダーはスパイス、薬、宗教儀式などさまざまな用途で用いられ、時代とともに世界各国の食文化に根付いていきました。本記事では、コリアンダーの起源から現代までの歴史を詳しく解説していきます。
1.古代文明とコリアンダーの関係
①古代エジプト(紀元前3000年~)
コリアンダーの最も古い記録は古代エジプト で見つかっています。
●ツタンカーメンの墓(紀元前1323年頃)からコリアンダーの種が発見され、ミイラと一緒に埋葬されていました。
●古代エジプト人は、コリアンダーを「神聖なスパイス」として扱い、薬や防腐剤 として使用していました。
●胃腸を整える薬や、体を清めるためのハーブとしても用いられていたと考えられています。
②古代ギリシャ・ローマ時代(紀元前1000年~)
コリアンダーはギリシャ文明やローマ帝国にも伝わり、さまざまな用途で活用されました。
●古代ギリシャ人は、コリアンダーを料理の香辛料や薬草として使用。
●ヒポクラテス(医学の父)は、消化促進や鎮静作用のある薬草としてコリアンダーを活用していた。
●ローマ帝国では、コリアンダーをワインや肉料理の風味付けに使用し、広く普及した。
この時代、ローマ帝国の拡大とともに、コリアンダーはヨーロッパ全土へと広まっていきました。
2.中世ヨーロッパとコリアンダーの普及
①中世ヨーロッパ(5世紀~15世紀)
●修道院の薬草園で栽培され、薬用植物として利用されるようになった。
●コリアンダーは消化促進、風邪予防、解毒作用などの効能があると考えられていた。
●ペスト流行時(14世紀)に、空気を清めるハーブとして用いられることもあった。
この時代、コリアンダーは主に医療目的で使われていましたが、一部ではパンやワインの風味付けとしても使われていました。
②大航海時代(15世紀~17世紀)
●ヨーロッパから新大陸(アメリカ)やアジア へとコリアンダーが持ち込まれる。
●スペイン人が南米にコリアンダーを伝え、メキシコ料理(シラントロ)に欠かせないハーブとなる。
●ポルトガル人がインドや東南アジアにコリアンダーを持ち込み、インド料理のスパイスとして広く使われるようになる。
この時期に、コリアンダーは世界各地へ広がり、それぞれの地域で独自の使い方が発展していきました。
3.近代~現代のコリアンダーの発展
①19世紀~20世紀:世界中での普及
●19世紀後半には、イギリスやフランスでも料理に使われるようになり、カレー粉にコリアンダーシードが含まれるようになる。
●中国や日本にも伝わるが、日本ではあまり一般的にならなかった。
●アメリカでは「シラントロ」として定着し、メキシコ料理や南米料理で頻繁に使用されるようになる。
②21世紀:健康・美容ブームとともに人気上昇
●デトックス効果やアンチエイジングの効能が注目される。
●エスニック料理ブームにより、日本でも「パクチー」として人気に。
●オーガニック・スーパーフードとして、健康志向の人々に取り入れられる。
特に日本では、2010年代に「パクチーブーム」が起こり、多くのレストランでパクチーを使った料理が提供されるようになりました。
4.日本におけるコリアンダーの歴史
①古代~江戸時代
コリアンダーが日本に伝わった正確な時期は不明ですが、江戸時代の本草学書には「胡荽(こずい)」という名前で記載されています。ただし、当時は広く食用とされることはなく、主に薬草として使われていたと考えられます。
②明治時代~昭和時代
●明治時代に西洋の文化が流入し、西洋料理の食材としてコリアンダーが輸入されるようになる。
●しかし、日本の食文化には馴染みにくく、ほとんど普及しなかった。
●昭和時代にはカレー粉の原料として一部使われるようになったが、一般的な家庭では馴染みがなかった。
③1990年代~現在
●1990年代:タイ料理やベトナム料理の流行により、日本でも「パクチー」として認知され始める。
●2010年代:「パクチーブーム」が起こり、専門店が登場。パクチー鍋やパクチーラーメンなどのメニューが話題に。
●現在:日本でもスーパーマーケットで簡単に手に入るようになり、栽培する家庭も増えている。
コリアンダーの保存は?

コリアンダーの保存はどうすれば長持ちする?
コリアンダーはフレッシュな葉と乾燥させた種(コリアンダーシード)で保存方法が異なります。フレッシュな葉は香りが強く、乾燥すると風味が落ちやすいため、適切な方法で保存することで鮮度を長持ちさせることができます。一方、コリアンダーシードは比較的保存性が高いですが、湿気を避けることが重要です。
この記事では、フレッシュコリアンダーとコリアンダーシード、それぞれの保存方法と長持ちさせるポイントを詳しく解説します。
1.フレッシュコリアンダー(葉・茎)の保存方法
①冷蔵保存(短期保存向け)
冷蔵保存は1週間ほどの短期間に適した方法です。
冷蔵保存の手順
1.水洗いはしない(水分が多いと傷みやすくなるため)
2.根付きの場合は根を軽く洗い、余分な土を落とす
3.湿らせたキッチンペーパーで葉と茎を包む
4.保存袋や密閉容器に入れる(乾燥を防ぐため)
5.冷蔵庫の野菜室で保存(3~7日間が目安)
ポイント
●毎日ペーパーを確認し、乾燥していたら軽く湿らせる
●切った状態で保存すると傷みやすいので、できるだけそのままの形で保存する
②水耕保存(より長持ちさせる方法)
フレッシュコリアンダーを1~2週間保存したい場合、水耕保存が効果的です。
水耕保存の手順
1.コップや瓶に水を2~3cm入れる
2.コリアンダーの茎を水に浸す(葉は水につけないように)
3.ポリ袋やラップを軽くかぶせ、冷蔵庫の野菜室で保存する
4.毎日水を交換し、鮮度を保つ
ポイント
●水をこまめに変えることで腐敗を防ぐ
●乾燥を防ぐため、ポリ袋やラップで軽く覆うと◎
③冷凍保存(長期保存向け)
冷凍保存なら1ヶ月~3ヶ月保存が可能です。
冷凍保存の手順
1.洗って水気をしっかり拭き取る
2.みじん切りにする(用途によってはそのままでもOK)
3.フリーザーバッグ に平らに入れる(使う分だけ折って取り出せるように)
4.空気をしっかり抜いて密閉し、冷凍庫で保存
ポイント
●使うときは凍ったまま料理に入れる(解凍すると水っぽくなる)
●製氷皿に小分けしてオリーブオイルと一緒に冷凍すると、炒め物やスープにすぐ使える
2.コリアンダーシード(種)の保存方法
①常温保存(長期保存向け)
コリアンダーシードは、適切な環境で保存すれば1年以上風味を保つことができます。
常温保存の手順
1.密閉容器(ガラス瓶や密閉袋)に入れる
2.直射日光を避けた冷暗所に保存(湿気の多い場所はNG)
3.できるだけ使う直前に挽く(ホールの状態で保存すると風味が長持ちする)
ポイント
●湿気に弱いため、調理中はなるべく瓶のフタを開けたままにしない
●冷蔵庫保存も可能だが、頻繁に開閉すると結露で湿気がつくため、使う頻度が少ない場合のみ冷蔵庫に入れるのがおすすめ
②挽いたコリアンダーパウダーの保存
コリアンダーシードをパウダー状にすると便利ですが、挽いた後は風味が落ちやすいため、保存には注意が必要です。
保存の手順
1.小さめの密閉容器に入れる(空気との接触を減らす)
2.直射日光・高温多湿を避けた場所に保存
3.1~2ヶ月以内に使い切る(時間が経つと香りが飛ぶため)
ポイント
●なるべくホール(種のまま)で保存し、使う直前に挽くと香りを最大限楽しめる
●パウダーは少量ずつ保存し、早めに使い切るのがベスト
コリアンダーの魅力は?

コリアンダーの魅力はどんなところにあるの?
コリアンダーの魅力は、その独特な香りと風味、多彩な料理への応用、そして健康や美容への効果にあります。スパイスとしてもハーブとしても利用できる万能食材であり、世界中の料理に欠かせない存在です。特に近年では、デトックスやアンチエイジングの効果が注目され、健康志向の人々にも人気を集めています。
また、コリアンダーは料理に爽やかさや深みを加えるだけでなく、消化促進やリラックス効果も期待できる優れたハーブです。この記事では、コリアンダーの香り・味、料理での活用法、健康・美容への効果について詳しく紹介します。
1.独特な香りと味わいがクセになる!
①フレッシュなコリアンダー(葉・茎)の特徴
コリアンダーの葉(パクチー)は、柑橘系の爽やかな香りと独特の青臭さを持っています。そのため、東南アジア料理やメキシコ料理などで香りのアクセントとしてよく使われます。
この強い香りは、好みが分かれることもありますが、一度ハマるとやみつきになる人も多いです。特に、フォーやタコス、スープなどに加えると、一気に本格的な味わいになります。
フレッシュコリアンダーのおすすめの使い方
●タイ料理(トムヤムクン、ガパオライス、ヤムウンセン)
●ベトナム料理(フォー、生春巻き)
●メキシコ料理(タコス、ワカモレ、サルサ)
②コリアンダーシード(種)の特徴
コリアンダーシードは、乾燥させたコリアンダーの種子で、甘くスパイシーな香りが特徴です。フレッシュな葉とは異なり、シトラス系の香りが強く、カレーやスープ、パンなどの風味付けに使われます。
コリアンダーシードのおすすめの使い方
●インド料理(カレー、ガラムマサラ)
●中東料理(ファラフェル、フムス)
●ヨーロッパ料理(パン、ソーセージ、ジンの香り付け)
このように、コリアンダーは葉と種で全く異なる風味を楽しめるのも大きな魅力です。
2.料理のアクセントとして世界中で愛される
①世界の料理に欠かせないスパイス&ハーブ
コリアンダーは、東南アジア、インド、中東、メキシコ、ヨーロッパなど、世界中の料理で活用されています。特にエスニック料理には欠かせない存在です。
●タイ料理・ベトナム料理:パクチーとしてスープや麺料理に
●インド料理:スパイスとしてカレーに
●メキシコ料理:シラントロとしてタコスやサルサに
●中東料理:スパイスとして煮込み料理に
また、日本でも近年「パクチーブーム」が起こり、サラダや鍋、ラーメンにコリアンダーを加えるアレンジが人気を集めています。
②料理の風味を引き立てる
コリアンダーは、料理の香りや味を引き立てる効果もあります。例えば、カレーにコリアンダーシードを加えると、スパイスの風味がより際立ち、複雑で深みのある味わいになります。
また、フレッシュなコリアンダーを料理の仕上げに加えることで、爽やかさと彩りをプラスできるのも魅力のひとつです。
3.健康・美容にうれしい効果がたくさん!
①デトックス効果で体内をスッキリ
コリアンダーには、体内の有害物質(重金属など)を排出する働きがあるとされています。特に、鉛や水銀などの有害金属を体外に排出するキレート作用があると注目されています。
●体内の毒素を排出し、デトックス効果が期待できる
●腎臓や肝臓の機能をサポートし、体を浄化する
②消化促進&整腸作用
コリアンダーは、消化を助け、胃腸の調子を整える効果があります。特に、コリアンダーシードには消化を促進し、腸内ガスを減らす働きがあるため、食後に飲むハーブティーとしてもおすすめです。
●胃もたれや消化不良の予防
●腸内環境を整え、便秘解消に役立つ
③アンチエイジング&美肌効果
コリアンダーには抗酸化作用のあるビタミンCやフラボノイドが豊富に含まれており、アンチエイジングや美肌効果が期待できます。
●肌の老化を防ぎ、ハリやツヤを保つ
●紫外線ダメージから肌を守る
●ニキビや肌荒れの改善に役立つ
特にフレッシュなコリアンダーの葉にはビタミンCが豊富なので、生で食べることで美肌効果をより高めることができます。
4.香りのリラックス効果も魅力的!
コリアンダーの香りにはリラックス効果やストレス軽減効果もあります。特に、コリアンダーシードの香り成分「リナロール」は、アロマテラピーにも使われるほどリラックス効果が高いことで知られています。
●ストレスや不安を和らげる
●睡眠の質を向上させる
●頭痛や緊張を和らげる
コリアンダーティーや、コリアンダーの精油(エッセンシャルオイル)を使うことで、香りを楽しみながらリラックスするのもおすすめです。
コリアンダーを使ったレシピ

コリアンダーは、料理の風味を引き立てるだけでなく、その独特の香りと味わいで料理全体を彩る重要な食材です。本セクションでは、簡単に作れるエスニック風サラダのレシピを中心に、コリアンダーの葉や種子を活用したアイディアをご紹介します。フレッシュな葉を使用した料理や、乾燥した種子を使った香り豊かなスープなど、家庭で手軽に試せるレシピを楽しんでください。
コリアンダーを使ったエスニック風サラダ
このレシピは、コリアンダーのフレッシュな葉をたっぷり使い、簡単に作れる爽やかなエスニック風サラダです。さっぱりとした風味が特徴で、主菜にも副菜にもぴったりです。
材料(2人分)

●フレッシュコリアンダー:1束(約50g)
●トマト:1個(中サイズ)
●きゅうり:1本
●玉ねぎ:1/4個
●レモン汁:大さじ1
●オリーブオイル:大さじ2
●塩:少々
●こしょう:少々
●魚醤(お好みで):小さじ1
作り方

1.コリアンダーの準備
コリアンダーの葉を水でよく洗い、ざるにあげて水気を切ります。茎を取り除き、葉の部分をざく切りにします。
2.野菜を切る
トマトは一口大の角切りに、きゅうりは薄い輪切り、玉ねぎは薄切りにします。玉ねぎは水にさらして辛味を抜き、しっかり水気を切っておきます。
3.ドレッシングを作る
ボウルにレモン汁、オリーブオイル、塩、こしょう、魚醤(お好みで)を入れ、よく混ぜます。
4.和える
ボウルに切った野菜とコリアンダーを入れ、ドレッシングを加えて全体をよく混ぜます。
5.盛り付け
皿に盛り付け、仕上げにさらにコリアンダーの葉をトッピングして完成です。
アレンジポイント
●トッピングにナッツ(アーモンドやピーナッツ)を加えると、食感と風味が増します。
●スパイシーなアクセントを加えたい場合は、刻んだチリペッパーや唐辛子を少量加えても美味しく仕上がります。
●魚醤の代わりに醤油を使えば、和風アレンジのサラダとして楽しむこともできます。
その他のコリアンダー活用レシピアイディア
●コリアンダースープ
鶏ガラスープにコリアンダーの葉を加え、さっぱりした風味を楽しむスープ。生姜やにんにくを少量加えるとさらに香りが豊かになります。
●コリアンダーライス
炊き立てのご飯に刻んだコリアンダーの葉、ライム汁、塩、オリーブオイルを混ぜ込んだ簡単なライス料理。タンドリーチキンや魚料理にぴったりです。
●コリアンダーペスト
コリアンダーの葉をバジルの代わりに使用し、松の実、オリーブオイル、チーズ、にんにくを加えてペストソースに。パスタやサラダに応用できます。
コリアンダーをお家でも楽しもう

コリアンダーをお家でも楽しむ方法とは?
コリアンダーは、料理のアクセントとしてだけでなく、家庭でも育てたり、自家製スパイスとして活用したりと、さまざまな楽しみ方ができる万能ハーブです。東南アジアや中東、インド料理には欠かせない食材ですが、実は日本の家庭でも手軽に栽培や保存ができ、日常の食卓に取り入れやすいのが魅力です。
お店で購入したコリアンダーをより長く楽しむコツや、自分で育てていつでも新鮮な香りを楽しむ方法など、おうちでコリアンダーを満喫するためのアイデアをご紹介します!
1. コリアンダーを自宅で栽培しよう
①コリアンダーの栽培は意外と簡単!
コリアンダーは比較的育てやすいハーブで、ベランダやキッチンでも栽培可能です。初心者でも手軽に始められるので、「パクチーが好き!」という人はぜひチャレンジしてみてください。
栽培に必要なもの
●コリアンダーの種(または苗)
●植木鉢やプランター(深さ20cm以上が理想)
●培養土(ハーブ用の土がおすすめ)
●じょうろ(適度な水やりが必要)
②コリアンダーの育て方
1.種を植える(種まきの場合)
〇コリアンダーの種を一晩水につけておくと発芽しやすくなる。
〇深さ1cmほどの穴をあけ、種をまき、軽く土をかぶせる。
〇間隔は5cm以上空けるのがベスト。
2.日当たりの良い場所に置く
〇コリアンダーは日光を好むので、ベランダや窓際など日当たりの良い場所 で育てる。
〇ただし、夏場は強い日差しを避け、半日陰にするのがおすすめ。
3.水やりを適度に行う
〇土が乾いたら水をあげるのが基本。
〇水をやりすぎると根腐れするので注意!
4.約4~6週間で収穫
〇葉が10cm以上に成長したら、ハサミで茎をカットして収穫する。
〇下の方の葉を残しておくと、また成長して長く楽しめる!
栽培のポイント
〇春・秋が育てやすい時期(暑すぎると花が咲きやすくなる)
〇こまめに収穫して、トウ立ち(花が咲くこと)を防ぐ
自分で育てたコリアンダーを料理に使えば、新鮮な香りを楽しめるだけでなく、家庭菜園の楽しみも味わえます!
2. コリアンダーを自家製スパイスにしよう
①乾燥コリアンダーを作る
フレッシュなコリアンダーを大量に収穫したときや、買ってきたけど使いきれない場合は 乾燥させて保存するのがおすすめです。
乾燥方法
1.葉を洗って水気をしっかり拭く。
2.風通しの良い日陰で吊るして乾燥させる(約1週間)。
3.完全に乾燥したら細かく刻み、密閉容器に保存。
乾燥コリアンダーは、スープや煮込み料理、ドレッシングなどに使えて便利!
②自家製コリアンダーパウダーを作る
コリアンダーシード(種)を自宅でパウダー状にすることで、より香り高いスパイスを楽しめます。
作り方
1.コリアンダーシードをフライパンで軽く乾煎りする(香りが立つまで)。
2.ミルやすり鉢で細かく挽く。
3.密閉容器に入れ、冷暗所で保存する(1ヶ月以内に使い切るのがベスト)。
ポイント
●乾煎りすることで、より香ばしい香りが引き立つ!
●挽きたてを使うと、料理の風味が格段にアップ!
3. コリアンダーを育ててみよう
コリアンダーは、料理だけでなくドリンクやデザートにも活用できます。
①コリアンダーティー
コリアンダーシードをお湯で煮出すことで、リラックス効果のあるハーブティーが作れます。
作り方
1.コリアンダーシード小さじ1をカップに入れる。
2.熱湯200mlを注ぎ、5分蒸らす。
3.お好みでハチミツやレモンを加える。
効能
●消化促進&デトックス効果
●リラックス&ストレス解消
②コリアンダーヨーグルト
刻んだコリアンダーの葉をヨーグルトに混ぜると、爽やかで意外な美味しさに!
作り方
1.プレーンヨーグルト100gに、刻んだコリアンダーを小さじ1加える。
2.はちみつやレモン汁を加えて混ぜる。
美容効果◎
●腸内環境を整え、美肌効果アップ!
料理に使うだけでなく、栽培・保存・ドリンクなどさまざまな形で楽しめるのがコリアンダーの魅力!おうちで手軽に取り入れて、香り豊かな食生活を楽しんでみましょう♪